山梨県山梨市の内科・糖尿病内科・脂質代謝内科 中央内科クリニック

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生活習慣病基本用語帳

HbA1c国際標準化(2012年4月)

HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均血糖値に相関するため、血糖コントロールの指標として広く世界で使用されております。このHbA1cは、測定方法の違いにより日本(JDS値=Japan Diabetes Society)よりアメリカ、ヨーロッパ(NGSP値=National Glycohemoglobin StandardizationProgram)の方が、約0.4%高くなっていました。国際間でのデータを比較するのが困難であり国際標準化が必要となったのです。そこで2012年4月より日本でもアメリカ、ヨーロッパと同じようにHbA1c (NGSP)を使用することになりました。今まで用いていたHbA1c (JDS)より約0.4%高くなるわけですが、正常値、目標値ともに0.4%高くなるのでコントロールが悪化したわけではありません。しばらくは、HbA1c(NGSP)(基準範囲:4.6%~6.2%、コントロール目標値:6.9%未満)とHbA1c (JDS)(基準範囲:4.3%~5.8%、コントロール目標値:6.5%未満)を並記していきますので、その間にHbA1c(NGSP)に慣れていただければと思います。ただし特定健診では平成25年3月31日まではHbA1c (JDS)を用います。平成25年4月1日からはHbA1c(NGSP)となります。

血糖コントロールの評価

評価 HbA1c(NGSP)値 HbA1c(JDS)値
6.2% 未満 5.8% 未満
6.2%~6.9%未満 5.8%~6.5%未満
可 不十分 6.9%~7.4%未満 6.5%~7.0%未満
可 不良 7.4%~8.4%未満 7.0%~8.0%未満
不可 8.4%以上 8.0%以上
 

動脈硬化性疾患ガイドラインの改訂(2012年8月)

動脈硬化性疾患ガイドラインの改訂  動脈硬化を原因として発症する疾患には、狭心症•心筋梗塞といった冠動脈疾患、脳出血•脳梗塞といった脳血管障害、抹消動脈疾患があります。そして動脈硬化を起こす原因としては、脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙、慢性腎臓病、冠動脈疾患の家族歴、加齢などがあります。今回(2012年6月)、5年ぶりに動脈硬化性疾患ガイドラインの改訂 がされました。脂質異常症の目標は、中性脂肪(TG) 150 mg/dl未満、善玉コレステロールであるHDL-C 40 mg/d以上です。 悪玉コレステロールであるLDL-Cは1、冠動脈疾患の既往がある場合 100 mg/dl未満 2、糖尿病、慢性腎臓病、非心源性脳梗塞、抹消性動脈疾患がある場合は 120 mg/dl未満 3、 冠動脈疾患の既往、糖尿病、慢性腎臓病、非心源性脳梗塞、抹消性動脈疾患が無い場合は、年齢、高血圧、喫煙、低HDL-C血症 (40 mg/d未満)、冠動脈疾患家族歴、耐糖能異常の危険因子の総数で120 mg/dl未満、140 mg/dl未満、160 mg/dl未満の目標設定になります。

レガシー(遺産)効果(2013年2月)


最近、『検診で少し血糖が高めと言われたので』と言って受診される境界型糖尿病の患者様が増えてきています。日本人は、もともとインスリンの分泌が少なく糖尿病になりやすい人種でして、糖尿病の診断がされる時には、インスリン分泌は正常の半分に低下しているという報告もあります。境界型糖尿病の治療は、食事療法、運動療法が中心ですが、症状が何もなくてもインスリン分泌の低下が始まっているこの時期から、しっかりと治療していき、自分のインスリンの井戸の水位をできるだけ温存することが大事となります。数年前より、欧米の大規模臨床研究(UKPDS)の研究結果から『レガシー(遺産)効果』という言葉が注目されています。これは早期から、血糖コントロールをしっかり行うとそのレガシー(遺産)で、10年後、20年後の動脈硬化が優位に抑制できるということを意味しています。10年後、20年後に有利なレガシー(遺産)を受けるためには、定期検診を受けることと、早期治療を行うことが何より大事だと思われます。
 

HbA1c 新基準(2013年5月)

 
生活習慣病基本用語帳1
日本糖尿病学会で平成25年6月からのHbA1cの新しい目標が決まりました。新基準では、『あなたとあなたの大切な人のために Keep your A1c below 7%』をキャッチフレーズに、HbA1c (NGSP値)で7% 未満(空腹時血糖で130mg/dl未満、食後2時間値180mg/dl未満)を『合併症予防のための治療目標』としています。また 6% 未満を『血糖正常化を目指す目標』、8% 未満を『治療強化が難しい場合に、すべての患者様が達成すべき目標』としています。
 

高血圧治療ガイドライン2014(2014年5月)


高血圧治療ガイドライン2014
5年ぶりに高血圧治療ガイドラインが改訂されました。
家庭血圧を重視する事、降圧目標の緩和が大きな変更点です。
家庭血圧の測定方法は、1、1機会に2回測定しその平均をとる。2、血圧計は上腕カフ血圧計を推奨。3、朝(起床後1時間以内)、晩(就床前)の2回の測定が推奨。です。
降圧目標は、1、75歳以下診察室血圧140/90mmHg未満、家庭血圧135/85mmHg未満 2、75歳以上 診察室血圧150/90mmHg未満、家庭血圧145/85mmHg未満(忍容性あれば診察室血圧140/90mmHg未満、家庭血圧135/85mmHg未満) 3、糖尿病患者/CKD患者 診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満 4、脳血管障害患者/冠動脈疾患患者 診察室血圧140/90mmHg未満、家庭血圧135/85mmHg未満 となりました。
 

高齢者糖尿病の血糖管理目標値(2016年5月)

日本糖尿病学会と日本老年医学会が、高齢者糖尿病の診療ガイドラインとして血糖管理目標値を発表しました(2016年5月)。
患者様の健康状態によって、下記の3つのカテゴリーに分類されています。
カテゴリー1:認知機能正常、かつADL自立
カテゴリー2:軽度認知障害~軽度認知症、または手段
       的ADL低下、基本的ADL自立
カテゴリー3:中等度以上の認知症、または基本的ADL
       低下、または多くの併存疾患や機能障害
その上で、年齢や薬物療法の内容も合わせて、カテゴリーごとにきめ細かなHbA1c管理目標値となっています。

インスリン製剤/SU薬/グリニド薬の使用がない場合のHbA1c管理目標値
カテゴリー1:7.0%未満
カテゴリー2:7.0%未満
カテゴリー3:8.0%未満

インスリン製剤/SU薬/グリニド薬の使用がある場合のHbA1c管理目標値
カテゴリー1(65歳以上75歳未満):6.5%~7.5%
カテゴリー1(75歳以上):7.0%~8.0%
カテゴリー2:7.0%~8.0%
カテゴリー3:7.5%~8.5%